Posted by on 10月 14, 2009 in off

 週末天気もよかったので、自転車で荻窪のボルダリングジムまで。距離にして約16km程度です。(ボルダリングの話はまた別の機会に)
 自転車で阿佐ヶ谷辺りを通り過ぎるときに、まだ阿佐ヶ谷住宅は残っているのかな?と気になったので、行ってみることにしました。というのも3年前に訪れた時点で、阿佐ヶ谷住宅は取り壊しが決まっていました。
 
まだ残っているといいな、と思いつつペダルをこいでいると、まだ残ってました阿佐ヶ谷住宅。前回訪れたときと全く変わらぬ趣のままでした。

 阿佐ヶ谷住宅は1958年に建てられた公団住宅です。総戸数350のうち半分近くを建築家の前川國男が設計しています。(確か傾斜屋根になっているものがそうです。)
各住戸は”個人のものでもない、かといってパブリックな場所でもない、得体の知れない緑地のようなものを、市民たちがどのようなかたちで団地の中に共有することになるのか”というテーマに沿って、緑を多く確保した配置計画が行われたそうです。難しいことはよく分かりませんが、阿佐ヶ谷住宅を見て回っていると、塀などで仕切られているところがないので、庭か公園かどちらなのだろう?と曖昧に感じる場所に出くわします。今では取り壊しも決まっていて、ほとんど人が住んでいないようなので、閑散としていましたが、昔はこの場所に住んでいる人たちの多くがいろんなところでこの緑を共有して、立ち話をしたり、遊んだり、散歩したりしていたんじゃないかと、そんな風景が目に浮かびます。

こういう雰囲気が失われるのがとても残念です。阿佐ヶ谷住宅に限ったことではないですが、、、、、

春になったら、もう一度行ってみます。”R.N”

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