Posted by on 3月 10, 2013 in stri-ep

外壁&屋根の補修と塗装に着手
3月にはいり外壁&屋根の補修と塗装がスタートしました。
建物の外周に囲いも建てられなにやら本格的な雰囲気・・・
職人さんも3人入りまずはケレンから下地補修へと。
近隣にはなかなか強烈な臭気が漂っており申し訳なく思っています。
前面道路の本下水工事もスタートしました。
実はこの物件、前面道路に本下水管が入っておらず近隣の家は皆さん浄化槽が埋まっております。
しかしながら、現在横須賀市の本下水計画地域に入っており浄化槽のままでは将来的に新築の申請許可がおりないと言うなんとも住む為の土地の価値としては非常に低い状態の土地でした。
新しい建物建てられない土地なんて買いませんよね。(でも実際は結構そうゆう土地ありますけどね)
しかもいま建ってる建物が築35年だったりするとこの先どうなんだと・・・。
近隣の方も皆さんそうゆう状況なんです。
じゃあ本下水の工事をすればいいじゃない!って事なんですがその先が一難。
前面道路は開発道路(私道)なんですが、この開発道路の所有者である会社がもう既に倒産しており法人としてどこにも存在していないんです。
それで、所有者の許可のとれない道路はほれないんですね。だからやっぱりこの物件は相当価値のない物件だったんだと・・・皆思ってました。前面道路は登記上、その開発会社とどこかの個人の所有になっているんですが、そこを調べて行く権限が誰にもなく一時は裁判所に申し立てをし、許可をもらうなんて気の遠い話にもなっていました。実際、私が裁判所にまつわる作業をするのは相当に気が引けると思ってましたし・・・。
ところが、物件自体の前面道路との境界確定に祭し、土地家屋調査士がその権限により
前面道路の所有者を辿れる事がわかり、土地家屋調査士は我々が知り得ない情報をもとに遠方まで出向き、境界確定の為にその所有者の方(いまは無き法人からその会社の役員(故人)へ、そしてその家族へと移っていました)を探し当て、境界の確定と道路掘削の許可を頂いてきたんです。すごい事だなと思いました。そして・・・その先にもう一難待ち受けておりました。
道路を掘ってインフラの工事をするというのは想像を絶する金額になるんですが一世帯だけでなく2世帯以上集ると自治体からの補助が8割でます。なので住民は2割の負担になりかつ世帯数で按分するので一世帯あたりではそう高額にならずにインフラの整備が出来るんです。
すごいありがたい制度だなと思いますが、本当ならばインフラですから住民の負担はゼロにして欲しいのが本音です。今回は5世帯での按分で、本管の工事負担金が約15万円ほど。その先に個別物件への引き込みで更に約15万円ほどかかります。この本管の工事金額15万円の負担を、いま現在何の不自由もなく住まわれている方々へ対し「将来の為に、今15万円をご負担ください」と了承を頂くことが非常に辛いわけです。この作業は言い出しっぺの本物件の所有者が近隣の方々へお願いして回るんですが
幸いにも皆さんから快い同意を得られ、工事着工に至った訳です。
・・・とここまで さも自分が大変だったかのように書きましたが、実際には前オーナーサイドで全て
解決頂いた訳であります。私は「そこまで状況が整理できれば買います」と言っただけ。本当に頭が下がります。
さてさて・・・本下水の件は一件落着しましたが、まだまだ問題あります!戸建て物件・・・(涙)
kamo

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