竣工

Posted by on 12月 21, 2009 in off

5月から設計をスタートし8月から着工した秋谷ハウスも
いくつかのハードルを乗り越えようやく竣工しました。
当初はこのブログでもっとマメに詳しく記録してゆく気でしたが
予想通り、たった5回のざっくりとした内容になりすいません。
当初のイメージ通りのすばらしい改修となりました。
ここまで、施主だか設計だかわかんない立場であれやこれやと
指図してきた私達に根気よくおつきあい頂いた棟梁や施工の皆様方
に感謝いたします。
最後に・・・
お手伝いにて貴重な体力と知恵をご提供いただいた皆々様
本当にありがとうございました。
子も誕生し年の瀬も迫り、すごい散らかってるので写真は後日アップいたします。
kamo

祝 誕生。

Posted by on 11月 30, 2009 in off

2009.11.21.15:34
赤ちゃん が 誕生。
母ちゃん も 誕生。
男の子のオカンになって1週間がたちました。
いつもそばには、愛くるしい息子氏。1日24時間のうち…
21時間寝て、2時間おっぱい、10分♨、50分はボーっと天井見てます。
毎日がめまぐるしく、あっという間に過ぎていきますが
少〜しずつ成長してゆく、息子氏。
共に、母ちゃんも育ってゆくぞ。置いてかないでね。
コドモ目線になったら、新たに見えてきた世界にも、ワクワク。
しばらくは、おっぱいマシーンと化し おこもり生活ですが、
そのうちまた、ウロウロする予定です。
私事ながら…ご報告でした。
koba

現場は胎教にもヨシ!

Posted by on 11月 9, 2009 in job

臨月どまんなか ☽ kobaです。
野田琺瑯さんのショールーム。完成しましたー!
ひとつ残念なお知らせが…いまのところ商談などでの利用がメインなので、一般の方は入る事ができないのです…ごめんなさいっ!
内部の写真はこちらでどうぞ完成後、野田さんよりお手紙をいただきました。
「今後。この場所は”琺瑯”を通じて
作り手と使い手の方との温度が伝わる大切な場所にしたいです…」
嬉しいお言葉にホッコリ☺
新たな商品も続々開発されてるようで、秘密で見せていただいたなかには
「コレッ 欲しっ!」と思う製品がたくさん… 発売に乞うご期待!
さて。打合せから始まり、現場チェック、お引き渡しまで経験したおなかの我が子。なぜか野田さんの所へうかがうと、おなかの中で激しくグルンと動くんです。その理由を解明する為に、いきなり話が飛んじゃいますが「胎内記憶」について少しお話します。
「生まれた時の記憶って、ありますか?」
“胎内記憶”とはその名の通り、胎内にいる間の赤ちゃんの記憶のこと。
子供に聞いてみると、その記憶がある子が結構いるらしいです。
「おなかのなかは、あったかくてオレンジ色だった〜」
「みんなに呼ばれたから出てみようかなと思って、生まれたんだよ〜」とか。
なかには…「順番に列に並んでてね。僕の前にお兄ちゃんがいたでしょ!それから僕の後には妹がくるんだよ!」なんて記憶も。なかなか面白いですよね!!
この貴重な記憶。およそ妊娠5ヶ月くらいから始まり、3〜4歳で完全に消えてしまうそうで、最先端の研究ではすこしずつ謎の解明が出来てきたようです。

もうひとつ神秘的なお話を。
お母さんの感情がホルモンという形でへその緒を通し胎内の赤ちゃんにも伝わるそうなんです。だからハッピー母ちゃんからは、幸せニコニコな赤ちゃんが生まれてくる!ってこと。
打合せや現場にいくと、グルグルよく動いた我が子。
私の気持ちが伝わっているとしたら…
心地よい空間。すばらしい製品。モノづくりとその場所が好きなのかも!?
夜泣きがひどかったら、琺瑯のスプーンくわえさせてみようかな(笑)
赤ちゃんは「この親から生まれたい!」と思って生まれてきます。今は大人である私たちも、この世に生まれてこれただけで大きな願いが1つ叶っていたんです。
新しい命を授かってからの十月十日。
生まれてきた事と、生きていること。ふたつの幸せを改めて実感した月日でした。
予定日まで、あと1週間。ゆったり。ゆたかに。のんびりと。
胎内記憶の神秘にも、そっとふれてみようとおもいます。

長くなりましたが。
最後に、2010年公開予定の映画 「うまれる」をご紹介。
今回お話した胎内記憶をテーマに、妊娠や出産。私達が産まれてきた意味や家族のあり方、そして”生きる”ことを考える、命の映画だそうです。
うまれたら、チビちゃんと一緒に見に行こうと思います。
koba ☾

Posted by on 11月 2, 2009 in off

“中秋の観月会”という六本木ヒルズの屋上から、月を望遠鏡でするイベントが行われていたので、行ってきました。まず、六本木ヒルズの屋上に出るというだけで、弱冠高揚していました。

 東京タワーの先端から光の柱がうっすらと

 望遠鏡からのぞいた月。月の山脈、海(月に水はないですが、黒い影の部分を海と呼びます。)がこんな感じで、とてもくっきりときれいに見えました。写真よりも肉眼で望遠鏡をのぞいて見たほうがずっときれいで感動的です。ちなみに、木星も見せてもらいました。帯と木星の衛星までくっきりです。思わず望遠鏡が欲しくなりましたが、ちょっと冷静に考えてからにしようかと思います。

 ちょっと観月会に長居しすぎて早足になってしまいましたが、チケットがセットになので、森美術館の“アイ・ウェイウェイ展”も見てきました。
 アイ・ウェイウェイは中国のアーティストで、立体、映像、インスタレーションなど色々な表現をしています。ヘルツォーク&ド・ムーロンと共同制作した北京オリンピックのスタジアムは有名だと思います。個人的には、作品は建築的で、わりと大きなボリュームの作品を作っている印象を受けていましたが、今回の展覧会にはそこまで大きな作品はなく、ちょっとがっかりでした。それでも、大きな作品がいくつもありましたが、、、



最後にDESIGNERS WEEKにも少し寄ってきました。

グエナエル・ニコラさんの「LIGHT-LIGHT IN TOKYO」

キューブ展エリアにあったスツール。3枚の曲げられた板を組むことによって、ビス等なにも使わずにスツールとして、しっかりと自立してました。
“R.N”

London trip

Posted by on 10月 19, 2009 in off

少し前、お休みを頂いてロンドンまで12時間かけて旅してきました。
なので、今回は二回に分けてロンドンのお話です。
一回目は街中について。
二回目はライフについて。
ロンドンにはいくつもの大きな公園があります。
一番有名なのは故ダイアナ妃が住まわれていたお屋敷のあるハイドパーク。
ランニングをする人、散歩に駆け回る犬、冬支度に大忙しのリス。。

人間も動物もここでは平等です。
ちなみに夜になるとキツネだってうろうろしています。

こちらはまた別の公園プリムローズ・ヒル。
中心地から北に30分ほど離れた小高い丘に位置し、市内を一望できます。
そんな気持ちの良い公園へアクセスする交通手段といえば、
地下鉄、バス、タクシー。
この街では地下鉄をチューブと呼び、タクシーはキャブと呼びます。
そんな通称があったって、なにもかわいらしい事はなくどれをとっても時間が読めません。
これでも先進国か!?と思うほど毎回遅れます。
そんな交通事情でもホッとする時があるんです。

犬だってちゃんといい子にしていれば嫌われずに乗車できます。
今回行って特に感じたことは、街並み保全のしっかりしたこの街が
オリンピックに向けて大きく変わりつつあるということです。
中心地は古く大きなレンガや石造りの建物がひしめき合っているのですが、
老朽化と開発の為にワンブロックごっそり建物がなくなっているところがあちらこちら目につきました。
ファサードのみ残しているならまだいいのですが、全くなくなっていると
ここもか。。ともの寂しい気分になってしまいます。
そんな中での刹那の楽しみは、隠れていた壁が剥き出しになりどこに暖炉があり
どこに階段があったか、どんな生活がそこにあったか、というのが想像できる事。

住宅地の方はそんな事はあまりなく、東西南北地域それぞれの雰囲気の住宅が並んでいます。

北西の方はこのような家で、少し南に下がるとレンガ造りのマンションで、
テムズ川の南にいくともう少し薄汚れていて。。と治安によってそれぞれです。
ただどこへいっても同じなのはDIYをすること。
この家なんて「ここからここまではウチよ」と言わんばかりの壁の塗り方。

これまたすごい水色ですが、たいていの家はセンスのいい色をしているのには脱帽です。
マクドナルドだって赤ではなく渋い緑なんです。
そんなイギリスの人は小さい頃からアートに接して来ていて、
美術館やギャラリーに行くと、学校の授業で来ている子たちを大勢見かけます。
有名な美術館のテートモダンもそのうちの一つです。
ここはもともと発電所だった所をヘルツォーク&ドムーロンの設計により、
タービンホールは巨大なアートワークを設置できるようそのままの天井高を残しながら、
ホール、展示室共に自然光を取り入れていて外を感じつつ鑑賞できるように改装されました。
現在はそのタービンホールに外からの音、光を遮る真っ黒いボックスができています。
目の前の音・視覚情報はなくなり、方向感覚を失うのです。

また、少し前にコロンビアの芸術家による作品で実際に既存のモルタル床に深いヒビをはい回している展示がありました。人種差別の深い溝を表現したものらしいのですが、そのときのヒビは再度埋められて、まさに爪痕といったように跡が残っていました。

この街では街中だってギャラリーに、人だってアートワークになります。
アントニー・ゴームリーという人間の体をテーマにしているアーティストが
トラファルガー広場に一つだけ空席となっている英雄台座があるのですが、
希望した市民を一時間づつ立たせ、何をしてもOKというアートワークを行っていました。

この人は電話をしたり舞台の練習をしている様でした。
周りには当のアーティストはおらず、警備員とネットがあるのみ。。
そんな所がイギリスっぽいというか。。
それにしてもこれらを許すキュレーションと周りの理解度のレベルの高さには毎回驚かされます。
さて、長くなりました。今日の最後の写真は、、、

ロンドンブリッジではありません。タワーブリッジです。
これも昔の人のアートワークいっても過言ではないのではないでしょうか。
いつ見ても美しく感動します。
ではまた次回。。
ヒラ

阿佐ヶ谷住宅

Posted by on 10月 14, 2009 in off

 週末天気もよかったので、自転車で荻窪のボルダリングジムまで。距離にして約16km程度です。(ボルダリングの話はまた別の機会に)
 自転車で阿佐ヶ谷辺りを通り過ぎるときに、まだ阿佐ヶ谷住宅は残っているのかな?と気になったので、行ってみることにしました。というのも3年前に訪れた時点で、阿佐ヶ谷住宅は取り壊しが決まっていました。
 
まだ残っているといいな、と思いつつペダルをこいでいると、まだ残ってました阿佐ヶ谷住宅。前回訪れたときと全く変わらぬ趣のままでした。

 阿佐ヶ谷住宅は1958年に建てられた公団住宅です。総戸数350のうち半分近くを建築家の前川國男が設計しています。(確か傾斜屋根になっているものがそうです。)
各住戸は”個人のものでもない、かといってパブリックな場所でもない、得体の知れない緑地のようなものを、市民たちがどのようなかたちで団地の中に共有することになるのか”というテーマに沿って、緑を多く確保した配置計画が行われたそうです。難しいことはよく分かりませんが、阿佐ヶ谷住宅を見て回っていると、塀などで仕切られているところがないので、庭か公園かどちらなのだろう?と曖昧に感じる場所に出くわします。今では取り壊しも決まっていて、ほとんど人が住んでいないようなので、閑散としていましたが、昔はこの場所に住んでいる人たちの多くがいろんなところでこの緑を共有して、立ち話をしたり、遊んだり、散歩したりしていたんじゃないかと、そんな風景が目に浮かびます。

こういう雰囲気が失われるのがとても残念です。阿佐ヶ谷住宅に限ったことではないですが、、、、、

春になったら、もう一度行ってみます。”R.N”

秋晴れ

Posted by on 10月 1, 2009 in etc.

スカッと秋晴れの気持ちいい季節になりました。
vibe designは5年目の秋を迎え、ますます充実。
天高く…馬肥ゆる秋、心身ともにパワーアップです。
このたび。
news letterと名付けた小冊子を発行する事になりました。
これまでお世話になった方々への近況報告と
これからお会いするであろう皆様へのワクワクをこめて。
むずかしい会社案内は苦手です。
お仕事は、ホームページでも見る事ができます。
blogでは、日々の様子に少しずつプライベートも織り交ぜて。
news letterには
普段のvibe designまるごとそのまま!
そんな思いを込めました。
秋晴れのような、真っ青な空とともに…
皆様へお届けできればと思っております。
vibe design inc.

コストダウン

Posted by on 9月 30, 2009 in off

確かに・・・当初のイメージにほぼ近い形で計画はFIXしたんですが、
そのほぼイメージに近い形を維持する為に決断したコストダウンがありました。
唯一、自分たちに出来る工事は塗装だと信じ見積書から削除したんです。
全部の壁と天井の塗装なので ”かなりの金額” を削除できます。
かなりの金額=かなりの労力 という事なんですよね・・・
世の中がシルバーウィークの5連休に湧いていた頃
私と身重の嫁は日々、養生→パテ→パテ→しごき→パテ→シゴキ→ペンキ→ペンキ
に明け暮れ疲れた身体をいかにして次の日に正常に保つかが毎日の課題でした。
日々溜まる疲れや痛さを増していく腰や腕や指の関節など、
やる気を無くすきっかけが日々出てきます。
引っ越しまでの日を数えては焦り、塗り残している壁を見ては焦り・・・
体力と精神力の限界を感じ始め、危うく人としての一線を越えるところでしたが
引っ越しの前々日におおよその目処が立ったときには
これまでに無い疲れを伴い気持ちのよい安堵感につつまれました。
素人仕事でパテもりもりのペンキだらだらですが、いいんですっ!
味っなんです。自分ちなんですっ!!
お手伝いをいただいた皆には本当に助けられました。
感謝しています。ありがとう!
kamo

琺瑯とにんぷ

Posted by on 9月 25, 2009 in off

妊娠9ヶ月に入りました。
おなかも目立ち始め、やっと妊婦と気づかれるように。
おしごと。
夏までの予定でしたが、つわりも軽く元気な妊婦だったので
「まだお仕事してたいなー。もうちょっとだけ」と、わがまま言ってしまいました。
そんな折、素敵なお話をいただいたので、ラストに決定。
今回の主役は琺瑯(ホーロー)です。
昔から日本の台所には欠かせなく、実家やおばあちゃん家には必ずあるもの。
70年間作り続けている野田琺瑯さんのショールームの設計。
匂いがつかず衛生的、そのまま火にもかけられ、なんだかホッとする白さ。
もともと愛用しており、結婚を機に少しずつ増やしてきた琺瑯たち。
野田さんは、家族みなさんで製造から販売までされていて
琺瑯を通して、食生活の大切さを伝えられたら…との依頼でした。
ほんのり真っ白が多いなか、カラフルな展開もある商品たち。
どうやったらキレイに見えるか…。琺瑯を手に取り、ながめて観察。
背景となる壁や棚、照明選びがキーポイントになりそうです。

こちら、ぬか漬け美人シリーズ。 冷蔵庫で美味しく、きれいに漬かります
野田お母さん特製!ぬか漬けをごちそうになりました。

「今晩なに作ろうかな…」と打合せの帰り道。
生活にも結びつく設計のお仕事は、至福の時間。

本も出されてます (レシピや琺瑯の扱い方、製造工場の様子…etc)
ショールーム完成は10月中旬予定です。

おなかも重くなり、パソコンや現場打合せも少し大変になってきました。
来月より産休をいただきます。
今まで外に向いていた気持ちを、自分の内へ…
のーんびりゆったーり過ごして、大仕事に備えようと思います。
k☺ba

Posted by on 9月 23, 2009 in off

去年頃からよくキャンプに行くようになった。
気が付けば、キャンプ中、風呂に行く時以外
朝から晩までずっと火に向かっている。

朝、ご飯でおにぎりを作り、



お昼はニジマスランチ。



夕方は黒炭で暖を取り、



寝るまで焚き火しっぱなし。
これでココロもカラダも完全リセットです。
ANDO