Posted by on 3月 15, 2013 in off

先日、Facebookでは投稿した「普通救命講習」ですが
知ってる人が一人でも増える事が救命に繋がると思いましたので
要点だけをまとめました。何かのきっかけになればと思います。
以下 倒れている人を発見した場合の対応です。
1.安全の確保 倒れている人と自分の安全を確保します(2次災害の防止)
2.反応(意識)を確認します(大声で呼びかける、肩をたたくなど)
3.反応がない場合、まず大声で助けを呼び協力者を求めます。
 協力者が来たら、「119番に通報してください」「AEDを持って来てください」と
 具体的に依頼します。大勢の人が集った場合は「そこの青いシャツのひと」
 「そこの眼鏡をかけた女性」など指し示して依頼してください。
 だれかやるだろうではダメなんですね。日本人には必要な事ですね。
4.気道の確保と呼吸の確認をします。10秒ほど胸部の上り下がりを見てください。
5.呼吸が確認できない場合は心肺蘇生に移ります。呼吸をしていない=心臓停止の状態です。

胸骨圧迫
図11の通り肘を曲げず真上から圧迫します。力が横に逃げないようにです。
なので、下もクッションのあるような力が逃げる場所ではNGです。
胸骨圧迫は心臓に刺激を与えている訳ではなく
手動で血液を心臓から全身へ送る為にポンプ機能を果たす訳です。
そう聞けば、動作のイメージもしやすいでしょう。胸部が5cm下がるほど強く1分間に100回の速いテンポで絶え間なく圧迫します。
圧迫と圧迫の間は胸がしっかり戻るまで十分に力を抜きます。胸骨圧迫でのポンプ機能は通常の心臓のポンプ機能の40%ほどらしいです。しかも、10秒休むとそれまでの行為がゼロ状態にリセット(やってなかった事になる)されるので出来るだけ継続して行う事が大切です。現在では胸骨圧迫の後の人工呼吸(マウスツーマウス)はそれほど重要視されていないようです。救助者の状態(出血や嘔吐など)や感染症などの危惧もありますし人工呼吸の間(約5秒程度)は胸骨圧迫が停止する事になるからです。実際の救命率は人工呼吸をした時としなかった時では変わらないようです。
AED(自動体外式除細動器)装着
胸骨圧迫中にAEDが到着した場合は協力者もしくは自身でAED操作(電源ON〜パッドの装着)に移行します。
装着後は全てAEDの指示に従ってください。心電図の解析や心臓にショックを与えるなどの機能があります。
AED操作と心肺蘇生の繰り返しです。
救急車が到着(日本の平均で約8分)するまでここまでの行為を続行してください。
乳幼児の図解も参考までに。
大人の場合もそうですが、そこまで力強くやって大丈夫なの?と思いますが肋骨折れちゃうことを心配するよりはまずは救命との事です。

秋谷へ移住して子供が生まれ、父親としての自覚と同時に不安が生まれました。
毎日、海や山や川の自然に接し生活していますし、同時に車社会の交通事故とも隣り合わせています。
万が一、なにか起こってしまった時に自分は何ができるのか?と考えたとき何も知らない何もできない父親である事がとても不安になったわけです。
何でもできるわけではないですが、最悪の状況でただ呆然とするだけの父親にはなりたくないな・・・と。正直なところ、講習を受けただけでその場で躊躇無く正確に行動できるのか不安ですが「何もしないよりはまし」と思えば手が動くかもしれません。
救命処置<消防庁HP資料>pdfファイル
間違った情報は掲載していないつもりですが、この他にも大事な事が沢山ありますので消防庁発行の資料を一度ご覧いただきたいと思います。
興味のある方は講習を受ける事を是非お勧めします。
kamo

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