LED電球とクリプトン球

Posted by on 8月 4, 2014 in job

LED電球 E17 40W 相当(消費電力5.6W)×1コ 約3,000円
PSクリプトン球 フロスト E17 40W相当(消費電力36W)×25コ 約2,500円

たまたまこの2種類の電球が同時に手元に届いたのでちょっと比較してみました。
LED電球の定格寿命は約40,000h(時間)です。この寿命いっぱいに使用する電気代はというと・・・5.6W×40,000h×22円(kWh)=約¥4,928
一方、PSクリプトン球の定格寿命は約2,000h(時間)です。
ほぼ同じ時間をクリプトン球を使用したとするとこの箱の25個のうち20個を使用します。電気料金はというと 36W ×40,000×22円(kWh)=約¥31,680
結構違いがでますね。
では40,000hは一体何年かというと、一般的なリビングやダイニングなんかの照明と考えると
1日の点灯時間はおおよそ5時間というところでしょうか。
40,000h÷5h=8,000日です。約22年。
1年あたりの電気代はLED電球は¥224 クリプトン球は¥1,440
約22年LED電球は交換不要です。この1個でOK。
かたやクリプトン球はそれまでに21個交換が必要です。約1年に1個ですね。
別の見方をしてみましょう。
スタートから何時間でこの費用対効果が出るのか?!
LED電球の高いイニシャルコストをどの時点で吸収できるのか?
LED電球の場合 1個 約3,000円
クリプトン球は 1個 約100円
1日約5時間使用する場合
約26ヶ月(2年と2ヶ月)で費用対効果は出ます。イコール費用的にはプラスに転じます。因にこれが1日1時間程度のトイレの電球などで考えると・・・
LED電球の場合 約110年の寿命です(まったく必要ありませんね)
クリプトン球の場合 約5年とちょっとの寿命
約142ヶ月(11年と10ヶ月)で費用的にはプラスに転じます。
時代はLEDへと急速にシフトしています。我々が携わる店舗ではほぼLED化が標準仕様となってきました。1日12〜24時間 電気を消費する店舗ですからその費用対効果は目覚ましいものがありますし、今後もやるべき事だと確信しています。かたや一般家庭の中ではまだまだLED電球の価格は高過ぎると思いますし、その費用対効果は十分に検討するべきだと思います。
地球環境や電力の発電に関心の高い人たちが増えてきていますので情報にも敏感に反応しがちですがやみくもにLED電球へ変えるのではなく状況にあった変更をされた方がよいのではないでしょうか。
好き嫌いはあるとは思いますが、電球型蛍光灯も選択肢にいれてもよいと思います。
40W相当の明るさで 消費電力は約8〜9W 定格寿命は約6,000〜8,000時間 価格は約¥200〜1,000です。
LED電球の開発もそろそろ第1成熟期を迎える時期でしょうか。
開発メーカーの次なる一手で劇的な低価格化を期待したいですね。
kamo
※22円/kWhは全国の平均の料金との事です。因に東京電力は従量制の場合ですが約20円/kWhです。ただこの金額も毎月変わってます。