『二十螺旋の家』
週末 ビーチを預けての初のお泊まり企画で昨年竣工した知人のお宅にお邪魔した。
谷中霊園のそばの静かな住宅地、2方向の旗竿地という珍しい地型で決して広くはないその土地にどんな建物が建ったのか楽しみだった。
谷中という土地は寺が数多く点在し緑深くありながら谷中銀座など下町の親しみやすい雰囲気がいい。上野公園も歩いてすぐという贅沢な土地だ。
20年程前、その当時つとめていた会社の沿線という事もあり根津に住もうとした事があったが、あまりの家賃の高さに断念した事もあり僕にとっては憧れの土地だ。
最近は「谷根千」なんてちょっと観光ムードも漂うが、そんな流行があろうがなかろうが昔から変わらずその町の情緒を維持している。
僕よりは10も若いそのご夫婦は土地探しのころからとても情熱的に建築という出来事に取り組んでいたように思う。特にご主人のSさんは自分の求めている住まいに明確なビジョンがあり、その為にはこの「o+h」というユニットの感性と知恵が必要だと、彼女らにラブコールを送った。
仕上げ材や家具などプロ顔負けの確認作業をこなし、この建物のフィニッシュ作業に大きく貢献しているのだと思う。
本当に頭が下がるし「お疲れさまでした!」と言いたい。
さて、一歩中に入るとその外観の印象からはちょっと違った印象を受ける・・・と感想を言いたいところだがここは実際に映像ででも見ていただいたほうがよいでしょう。
センターコアにからむ二十螺旋の階段が広さという価値観を覆い尽くす魅力ある風景を作りだしています!
やっぱり建築って楽しいっ!
kamo