London trip

Posted by on 10月 19, 2009 in off

少し前、お休みを頂いてロンドンまで12時間かけて旅してきました。
なので、今回は二回に分けてロンドンのお話です。
一回目は街中について。
二回目はライフについて。
ロンドンにはいくつもの大きな公園があります。
一番有名なのは故ダイアナ妃が住まわれていたお屋敷のあるハイドパーク。
ランニングをする人、散歩に駆け回る犬、冬支度に大忙しのリス。。

人間も動物もここでは平等です。
ちなみに夜になるとキツネだってうろうろしています。

こちらはまた別の公園プリムローズ・ヒル。
中心地から北に30分ほど離れた小高い丘に位置し、市内を一望できます。
そんな気持ちの良い公園へアクセスする交通手段といえば、
地下鉄、バス、タクシー。
この街では地下鉄をチューブと呼び、タクシーはキャブと呼びます。
そんな通称があったって、なにもかわいらしい事はなくどれをとっても時間が読めません。
これでも先進国か!?と思うほど毎回遅れます。
そんな交通事情でもホッとする時があるんです。

犬だってちゃんといい子にしていれば嫌われずに乗車できます。
今回行って特に感じたことは、街並み保全のしっかりしたこの街が
オリンピックに向けて大きく変わりつつあるということです。
中心地は古く大きなレンガや石造りの建物がひしめき合っているのですが、
老朽化と開発の為にワンブロックごっそり建物がなくなっているところがあちらこちら目につきました。
ファサードのみ残しているならまだいいのですが、全くなくなっていると
ここもか。。ともの寂しい気分になってしまいます。
そんな中での刹那の楽しみは、隠れていた壁が剥き出しになりどこに暖炉があり
どこに階段があったか、どんな生活がそこにあったか、というのが想像できる事。

住宅地の方はそんな事はあまりなく、東西南北地域それぞれの雰囲気の住宅が並んでいます。

北西の方はこのような家で、少し南に下がるとレンガ造りのマンションで、
テムズ川の南にいくともう少し薄汚れていて。。と治安によってそれぞれです。
ただどこへいっても同じなのはDIYをすること。
この家なんて「ここからここまではウチよ」と言わんばかりの壁の塗り方。

これまたすごい水色ですが、たいていの家はセンスのいい色をしているのには脱帽です。
マクドナルドだって赤ではなく渋い緑なんです。
そんなイギリスの人は小さい頃からアートに接して来ていて、
美術館やギャラリーに行くと、学校の授業で来ている子たちを大勢見かけます。
有名な美術館のテートモダンもそのうちの一つです。
ここはもともと発電所だった所をヘルツォーク&ドムーロンの設計により、
タービンホールは巨大なアートワークを設置できるようそのままの天井高を残しながら、
ホール、展示室共に自然光を取り入れていて外を感じつつ鑑賞できるように改装されました。
現在はそのタービンホールに外からの音、光を遮る真っ黒いボックスができています。
目の前の音・視覚情報はなくなり、方向感覚を失うのです。

また、少し前にコロンビアの芸術家による作品で実際に既存のモルタル床に深いヒビをはい回している展示がありました。人種差別の深い溝を表現したものらしいのですが、そのときのヒビは再度埋められて、まさに爪痕といったように跡が残っていました。

この街では街中だってギャラリーに、人だってアートワークになります。
アントニー・ゴームリーという人間の体をテーマにしているアーティストが
トラファルガー広場に一つだけ空席となっている英雄台座があるのですが、
希望した市民を一時間づつ立たせ、何をしてもOKというアートワークを行っていました。

この人は電話をしたり舞台の練習をしている様でした。
周りには当のアーティストはおらず、警備員とネットがあるのみ。。
そんな所がイギリスっぽいというか。。
それにしてもこれらを許すキュレーションと周りの理解度のレベルの高さには毎回驚かされます。
さて、長くなりました。今日の最後の写真は、、、

ロンドンブリッジではありません。タワーブリッジです。
これも昔の人のアートワークいっても過言ではないのではないでしょうか。
いつ見ても美しく感動します。
ではまた次回。。
ヒラ

阿佐ヶ谷住宅

Posted by on 10月 14, 2009 in off

 週末天気もよかったので、自転車で荻窪のボルダリングジムまで。距離にして約16km程度です。(ボルダリングの話はまた別の機会に)
 自転車で阿佐ヶ谷辺りを通り過ぎるときに、まだ阿佐ヶ谷住宅は残っているのかな?と気になったので、行ってみることにしました。というのも3年前に訪れた時点で、阿佐ヶ谷住宅は取り壊しが決まっていました。
 
まだ残っているといいな、と思いつつペダルをこいでいると、まだ残ってました阿佐ヶ谷住宅。前回訪れたときと全く変わらぬ趣のままでした。

 阿佐ヶ谷住宅は1958年に建てられた公団住宅です。総戸数350のうち半分近くを建築家の前川國男が設計しています。(確か傾斜屋根になっているものがそうです。)
各住戸は”個人のものでもない、かといってパブリックな場所でもない、得体の知れない緑地のようなものを、市民たちがどのようなかたちで団地の中に共有することになるのか”というテーマに沿って、緑を多く確保した配置計画が行われたそうです。難しいことはよく分かりませんが、阿佐ヶ谷住宅を見て回っていると、塀などで仕切られているところがないので、庭か公園かどちらなのだろう?と曖昧に感じる場所に出くわします。今では取り壊しも決まっていて、ほとんど人が住んでいないようなので、閑散としていましたが、昔はこの場所に住んでいる人たちの多くがいろんなところでこの緑を共有して、立ち話をしたり、遊んだり、散歩したりしていたんじゃないかと、そんな風景が目に浮かびます。

こういう雰囲気が失われるのがとても残念です。阿佐ヶ谷住宅に限ったことではないですが、、、、、

春になったら、もう一度行ってみます。”R.N”

秋晴れ

Posted by on 10月 1, 2009 in etc.

スカッと秋晴れの気持ちいい季節になりました。
vibe designは5年目の秋を迎え、ますます充実。
天高く…馬肥ゆる秋、心身ともにパワーアップです。
このたび。
news letterと名付けた小冊子を発行する事になりました。
これまでお世話になった方々への近況報告と
これからお会いするであろう皆様へのワクワクをこめて。
むずかしい会社案内は苦手です。
お仕事は、ホームページでも見る事ができます。
blogでは、日々の様子に少しずつプライベートも織り交ぜて。
news letterには
普段のvibe designまるごとそのまま!
そんな思いを込めました。
秋晴れのような、真っ青な空とともに…
皆様へお届けできればと思っております。
vibe design inc.