stri-ep HOUSE の改修前のプランと改修計画のプランです。
改修前は一般的なフロアプランで、実際にこの時代の中古物件を見に行けばこういう家は多いと感じます。部屋数を優先し細かく分割された構成、食事をする事と寛ぐという事が別として考えられたかのような暗い台所(兼ダイニング)家事という生活の大事な事が置き去りにされた水廻りなど、今の生活を考えるとなかなか厳しいものがありますよね。
ちょうど私が子供の頃に建てられた家なんですが、こんな間取りの友達の家によく放課後あそびに行ったなぁ・・・と思い出します。2階が子供部屋だったりすると親は居るのに顔を見なかったりするんですよね。一言も言葉を交わす事なく部屋にこもっちゃうんです。そんな家で育った私たち世代が良かったとか悪かったとか言うつもりはありませんが、少なくとも現代では家族のコミュニケーションは最も優先される事であり、家(住まい)に求められることが昔とは少々変わってきたように感じます。
「光がさし風がぬける家 なんにもないけどなにかがある家」そんな家で暮らしたいと思っています。
kamo